料理本についての、あれやこれや

2014年1月25日(土)



 今日は私の料理人生における料理本について、あれこれ書いてみます。興味のある方だけ、どうぞ。

写真

↑キッチンの棚のレシピ本。ここの本は、そのときどきで入れ替わります。



<私の料理人生、つづき>

 さて、親方と一緒に暮らし始めて、相撲部屋の女将?として、若い衆のために毎日お料理しなきゃいけなくなって、初めて自分で買った料理本は、栗原はるみ著「ごちそうさまが、ききたくて」でした。王道過ぎて驚くかもしれませんが、当時の私は普通のごはんのレパートリーも何もなかったのですよ。



 私が買ったときには既にベストセラーでしたが、発売当時の料理本としては画期的だったと思います。シックな写真、レイアウトも洒落てたし、著者のキッチンやライフスタイルが紹介されていたのも新鮮でした。大ヒット、ロングセラーとなったのも納得です。今、手にとっても、よくできた本だと思います。こういう本をつくろう!という制作チームの熱意さえ感じます。(実際、一躍料理研究家のシンボルとなった栗原はるみさんの、数えきれない著書の中で、この本を超えるものはないのではないでしょうか。)

 隅から隅まで読んで、この本には本当にお世話になりました。
 しかし、栗原はるみさんのレシピは「お母さんの優しい味」って感じで、がつん!とくる料理が好きな我が家ではあんまり馴染みませんでした。

 そんなとき見つけた山本麗子著「101の幸福なレシピ」。彼女の味付けは、輪郭がはっきりしているように感じましたね。この本のレシピは、親方や若い衆にも好評でした。

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 あと藤野真紀子著「ずっとうちの味」も好きな本でした。のちに政治家になって色々ありましたが、海外生活の経験がある彼女の、料理を含めた家事に対する洗練された美意識は格別です。そういえば、我が家のおせちの黒豆は、ずっとこの本に載っているレシピでした(親方の血糖値が問題になってから黒豆はつくらなくなったので過去形)。この黒豆のレシピは最高だと思いますよ。

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 上の3冊が料理研究家にフォーカスしたスタイル本だとすれば、いわゆる教科書的に家庭料理の基本をきちんと教えてくれたのは、「わ、かんたん。」「あ、おいしい。...」の2冊です。この2冊も、とてもよくできた本だと思います。

 料理人生の最初の方で、これらの本に出会えた私は幸運でした。よく、これを選んだぞ!と、自分で誉めてあげたいくらいです。 もちろん、私にとって良かった本が誰にでもいいって訳ではないし、今なら本じゃなくてブログとの出会いも大きいでしょうし、それぞれのバックボーンやタイミングによって、最適な本は違いますが。
 とにもかくにも、レシピ通りにつくってみたりした料理初心者時代、この5冊にはお世話になりました。どれも私にとって思い出深い特別な本だけど、既に役目を終えて、今では手に取ることはまずありません。


 まぁ、そんな感じで、私の日常ごはん料理道がちょっとずつ進化していった頃、私の料理人生において転機となった本に出会います。2002年のことだったと思います。

 井上絵美著「いい女がつくるパパッとかっこいい料理」です。



 タイトルは何とも小っ恥ずかしいのですが、この本の料理は、どれも衝撃的に私にピ〜ン!ときたのです。お洒落で、しかも簡単で(のように感じた)、私にもつくれるかもしれない、つくりたい!と思えるものばかりだったのです。
 今思うと、海外料理番組を見たときの衝撃と同じだったかもしれません。

 もちろん、それまでにも、今の「日曜日のごちそう」のようなワインに合うお料理もつくっていたんですよ。だけど、この本をきっかけに、輸入食材の缶詰や瓶詰め、チーズやオリーブに対する興味、ブレンダーやフードプロセッサーやオーブンの使い方、盛りつけ方など、劇的に変化していったように思います。ちょうどジェイミー先生の番組に出会ったのと重なっていたのかもしれません。

 今でもキッチンの棚に置いてあって、たまに手に取ります。

 そのわりに井上絵美先生の本はこれしか持ってないんだけど^^; 「エミーズ」は今も私の憧れ。
 なので、オリーブちゃんと私は、日曜日の我が家のキッチンを「キッチン デミーズ」と呼んでます。(デニーズ以上 エミーズ未満ってことで。)


 それ以降も、我が家の料理本は増え続けています。もともと親方は本や雑誌が好きで、レシピ本もたくさんあったから、それらと合わせて、私の部屋の本棚には色とりどりの料理本が並んでいます。その中から何冊かを、キッチンの棚に並べています。(話はそれますが「ナイジェラキッチン」でナイジェラの部屋のレシピ本コレクションが紹介されたのですが、図書館かと見まごう蔵書数でしたね。圧巻、圧倒されました。)
 
 ひと昔前と比べたら、今は巷にレシピ本があふれ、写真もレイアウトもスタイリッシュな本が増えて(そうじゃない本もあふれて有象無象の感もありますけどね)、欲しい本は後を絶ちません。今買うのは「日曜日のごちそう」のヒントになるような、写真を見てるだけでインスピレーションが湧くような、美しい料理本ばかりですが、上に紹介した本以上に、私にとって「特別な一冊」と呼べるものはありません。

 料理初心者のときはレシピをしっかり読んで、その通りにつくってみたりするけれど、今は写真を見て、材料を見て、レシピは読まないか読んでも斜め読み、自分でアレンジしてしまうからでしょうか。それだけに、初心者時代に選ぶ料理本は大事ですね。

 これを書きながら、「ごちそうさまをききたくて」「101の幸福なレシピ」「ずっとうちの味」などを何年ぶりかに手繰ってみたら、はさんだ栞やページについた染みとともに、いろんなことを思い出してしまいました。当時住んでいた部屋のキッチンのこと、横に3つ並んだ珍しいガスコンロ、何度も買い替えた魚焼き器、調味料を入れていた木箱、冷蔵庫に貼ってあった写真、キッチンの窓から見えた景色。。。。、

 いろんな記憶、思い出とともに、誰にでも「特別な一冊」があるのでしょうね。

 そういう本に出会えたことに感謝して、これからも、料理すること、食べることに精進したいと思います。



 今日もお付き合いくださり、ありがとうございました。


 


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Author:demi
いらっしゃいませ。デミと申します。
家事全般苦手なダメ主婦ですが、食べることと飲むことが生き甲斐なので、料理だけは好き。海外料理番組オタクとして、休日は、ワイン片手に、簡単!きれい!美味しい!料理づくりに励んでおります。
メニューの記録を残しておきたいと始めたブログですが、料理以外にも、徒然に思うことなど書いています。
よろしくお付き合いくださいませ。

2014年5月より「皆でつくって皆で食べる!」ホームパーティスタイルの料理倶楽部『デミーズキッチン』(略して「デミキチ」)主宰。

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