『ピカソ、天才の秘密』展、のちオアシス21散歩。

2016年2月18日(木)



 事務仕事に没頭して、ハタと気づけば、日曜日から今の今まで約5日、親方とBOZZ以外の人とは話してないじゃああ〜りませんか!


 誰からも電話もかからないしぃ。。。

 散歩やお買物には行ってるんですけどね。レジの人とは会話という会話じゃないし。。。


 ま、いっか。



 今日は、珍しく親方が外にいたので、お昼に合流。愛知県美術館の『ピカソ、天才の秘密』展へ出かけてきました。

 親方と二人で美術館なんて、何年ぶりだろう?


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 ピカソのこと、映画やドキュメンタリーなんかでは見てましたよ。でも、女性とのいろいろ、豪快な生き方、絵画の世界に残した圧倒的画期的な足跡、普通に誰でも知ってることしか知りませんでした。

 マドリードで『ゲルニカ』だけは見たけれど、バルセロナでもピカソ美術館には行かなかったし。恥ずかしながら、ピカソの絵を、じっくり見たことはなかったかも。



 今回は、少年時代、青の時代、バラ色の時代、キュビズムとその後、4つに分かれて展示されていました。

 「少年時代」からは、その天才ぶりが。

 「青の時代」からは、その感受性が。

 「バラの時代」からは、落ち着いた優しさが。

 「キュビズムとその後」からは、才能が臨界点を超えた極限の世界を感じました。



 特に、青の時代の人物画は、哀しみを湛えたような深い青のグラデーション、それとは対照的に何かを訴えかけてくるような目と表情に、吸い込まれるようで、どれだけ眺めても飽きませんでした。

 本人は後に「青の時代は、『感傷』以外の何ものでもなかった。」と語ったそうですが、傷つきやすく感受性豊かな若い時代は誰にでもあるからこそ、その「感傷」が見る者の胸に響くのかもしれませんね。



 また、ピカソは「私が作品を描くのは日記を書くようなものだ。」的発言をしたそうです。

 今回初めて知ったのですが、確かに、ピカソは常に目の前のものを描いています。風景、人、静物、花、サーカス、鳩、、、。神話や、象徴的なテーマを題材にすることはあまりなかったようです。(間違ってたらごめんなさい。)

 今日の絵をみて、ピカソは、キュビズムから後も、決して抽象絵画を描くには至らなかったのだと思いました。私が勝手に思っていたような、抽象画家ではなかったのです。(専門の皆様には当たり前すぎたり、間違ってるかもしれませんが、私感ですので、ごめんなさい。)



 キュビズム以降の絵も、その対象はタイトルにある通り、「テーブル」「果物皿のある静物」「ギターのある静物」「男と犬」「母子像」「新聞とグラスとタバコの箱」「ブルゴーニュのマール瓶、グラス、新聞紙」、、、。ね、目の前にあるものをひたすらに描いていたのです。

 「黒の十字」「赤の正方形」「境界」「印象」みたいな、哲学か幾何学かというような抽象的なタイトルやテーマは見当たりません。そういう絵なら、何かを連想して楽しむこともできるのですが。

 ピカソは、原則、現実にあるもの以外は描いていないのです。


 そこで、私は、ハタと考え込んでしまいました。

 天才ピカソは、キュビズム以降も、いわゆる「ふつう」のものしか描いていなかった。ということは、どういうことなのか。


 ピカソが天才だと言うのが常識だから、彼の絵を世界中の人がありがたく見るけれど、正直なところ、キュビズム以降の作品を見ても、ほとんどの人が「何じゃ、こりゃ。」ですよね。


 私も「何じゃ、こりゃ。」なんですけど(だってピカソが何をしようとしていたのかわからないんだもん)、でも、本物の絵を今日眺めてみて、よくわからないけど、目が離せないんです。(スガダイローのピアノみたい。あ、ダイローちゃんのこと、褒めすぎか。)


 青の時代の絵と同じように、吸い込まれるような何かがあるんです。

 それは、いったい、何なんだろう?!と、考え込んでしまったのです。


 いくら、専門家が「天才」だと言っても、やはり見る人に訴えるものがなければ、ここまで世界中を夢中にさせることはなかったのではないでしょうか。

 キュビズムを「形態上の極端な解体・単純化・抽象化」と定義するなら(wikipedia)、ピカソはデジタル化を先駆けたのでしょうか?

 あるいは、ピカソには、実際にものがあのように見えたのだろうか?

 もともと3次元を2次元に写す絵画は、2次元で3次元らしく見えることを目指していたのに、3次元の現実を2次元に変換して、それをそのまま2次元に表現しようとしたのなら、ピカソには、3次元と2次元の境目、次元の裂け目が割れたり動いたりくっついたりするのが、見えたたのではなかろうか?
 あ、でもキュビズムを「立方体主義」と訳すなら、3次元を表現してるの? 訳わかんない。


 とにかく、ピカソには、私たちが本当は知っているのに見えないものが、見えたのだろうか。

 理解できなくても感じるものが表現されているのでしょうか。

 そうでなければ、何が、見る者の心に訴えるのか。


 ピカソ、天才の謎。


 謎は、深まるばかりです。


<追記>

 帰ってきてから、「抽象絵画」と「キュビズム」について調べてみたら、ウィキペディアに「ピカソもブラックも、キュビスムから抽象に向かうことはなく、具象にとどまった。」とありました。


 



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 そんなことを考えた後、オアシス21を散歩して、親方は直接お店に行くというので、私はまた一人で帰宅。なんか、一緒に住んでなかった頃のデートみたいで新鮮でした。なんちゃって。


 今夜は月がきれいに見えるかな。

 皆様も、良い夜を。




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いらっしゃいませ。デミと申します。
家事全般苦手なダメ主婦ですが、食べることと飲むことが生き甲斐なので、料理だけは好き。海外料理番組オタクとして、休日は、ワイン片手に、簡単!きれい!美味しい!料理づくりに励んでおります。
メニューの記録を残しておきたいと始めたブログですが、料理以外にも、徒然に思うことなど書いています。
よろしくお付き合いくださいませ。

2014年5月より「皆でつくって皆で食べる!」ホームパーティスタイルの料理倶楽部『デミーズキッチン』(略して「デミキチ」)主宰。

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